数理教育研究会

入試問題解説

聖光学院中学校 理科 問題解説&入試分析★2020年(R2年)

今回は聖光学院中学の第1回の理科をとりあげます

【問題分析】
大問1…植物の問題です。結構細かいところまで聞いていますが、勉強しておけば答えられる問題でもあるのでしっかり知識を固めておきましょう。

大問2…太陽と月の問題です。月何個分か、地球何個分かというのは、それぞれの直径が何個入るかということです。少し表現がわかりにくくて戸惑ったかもしれません。(3)の地球から見た時というのは、地球のある地点から見た時ということで月が24時間で公転軌道を一周したように見えるということです。これも地球の中心から見ると、27日で公転するようにも解釈できるので、わかりにくかったかもしれません。

大問3…化学の問題です。(1)は磁性体を答えるのであまり習わないので厳しいかもしれません。(2)もエタノールが溶けるからで選ぶしかなく、(4)も水溶液は電解質のものを選ぶ必要があり知識問題が難しめです。今回は(6)を解説します。

大問4…電磁石の問題です。基本的なことがわかっていれば、わかりやすい問題ばかりであり、時間なくて解けなかったという事態は避けたいところです。
満点を狙いましょう。

(問題)聖光学院中学 理科 第1回 大問3(6)
食塩は,ナトリウム原子と塩素原子が多数結びついた状態で存在しています。原子は,非常に小さい球状の粒であるものとします。次の図は,食塩の結晶の一部を抜き出して描いたものです。○は塩素原子,●はナトリウム原子を表しています。図の①,②が交互に重なって,③のようになっています。結晶の中では,○どうし,●と○は接しているとしたとき,1つの●に接している○は最大( あ )個であり,1つの○に接している●は最大(い)個であることがわかります。
seikougaku20r1.jpg

[解説]
seikougakuen_2020_rika_kaisetu.jpg
図は●を赤丸、○を青丸で書いています。

2段目の●に接している○の数は図のように

1段目は真ん中の○

2段目は●を囲む4つの○

3段目は真ん中の○

よって6個あります。

同様に1つの○に接している●は6個であるわかります。

これは高校化学の単位格子の問題で配位数と呼ばれています。

わからない知識問題はいつまでも考えても時間の無駄になります。どんどん進めて考えたら解ける場所は確実に解けば聖光学院に近づきます!(畠田)

聖光学院中学校 算数 問題解説&入試分析★2020年(R2年)

今回は聖光学院の第1回をとりあげます

【入試資料分析】
第1回は受験者数は697人、合格者数は231で実質倍率は3.02倍

科目別得点結果は(科目,満点,平均点,合格者平均,合格最低点)の順に
(国語,150,89.7,103.8,68)
(算数,150,84.1,107.1,60)
(理科,100,75.5,84.4,63)
(社会,100,63.6,70.9,47)
(合計,500,312.9,366.3,342)

算数はここ数年では低めですが、ほぼ例年通りの平均点となりました。

【問題分析】
大問1…(1)基本的な計算問題です、しっかりあわせましょう。(2)群数列です、当たり前のように出来てほしいところです。(3)基本的な時計算。満点を狙いたい。

大問2…今回はこれを扱います。

大問3…旅人算の問題です。ややこしそうですが、ダイアグラムなどを書いて時間の比を書いていくと意外とそんなに難しくなく、勉強しただけ報われます。点数を稼ぎたい。

大問4…立方体の切断や正射影の問題です。(1)正射影からP,Q,Rの位置はわかりやすいとは思います。体積は立方体を半分にして三角すい2つと四角すい1つを取り除くなど少し工夫が必要ですが、あわせたい。(2)△FGHを底面とした三角すいT-FGHとS-FGHとB-FGHは高さ1:2:3です。あまりややこしい図ではないので出来れば正解したい。

大問5…(1)△PAB+△PDE=1/3というように向かい合う三角形の面積の和は正六角形の1/3であることや,△ABCは正六角形の1/6であることなど使います。(2)1/4が二つあるパターンは隣り合う場合と、間に1つ三角形が入る場合の2パターンあります。後は面積が同じことより対称性など利用すれば(1)のように解けます。(3)1/4になるのは向かい合う三角形が1/4と1/12になる時で高さの比は3:1です。そんなに難しいわけでもないので出来れば点数を確保したい。


(問題)聖光学院中学 第1回 大問2
2つのボタンA,Bがついた,数を表示する機械があります。この機械の最初の状では3が表示されており,ボタンを押すことによって,次のように表示される数が変わります。

ボタンAを押すと,押す前に表示されていた数に3を加えた数が新しく表示される。
ボタンBを押すと,押す前に表示されていた数に3をかけた数が新しく表示される。

たとえば,最初の状態からボタンAを押すと6が表示され,次にBを押すと18が表示され,さらにAを押すと21が表示されます。
このとき,次の問いに答えなさい。

(1)最初の状態から,順にB,B,A,A,B,Aとボタンを押したとき,最後に表示される数を答えなさい。

(2)最初の状態から何回かボタンを押して,最後に333が表示されるようなボタンの押し方のうち,ボタンを押す回数が最も少ないのは何回ですか。

(3)最初の状態から6回ボタンを押して,最後に偶数が表示されるようなボタンの押し方は全部で何通りありますか。

(4)最初の状態から何回かボタンを押して,最後に36が表示されるようなボタンの押し方は全部で何通りありますか。

[解説]
(1)計算だけして簡単に答えます。

(3×3×3+3+3)×3+3=102

(2)この問題は3進法であらわすとわかりやすくなります。

例えば3進法で121010であらわされる数は

ボタンAを押すと3足されるので
121020
というように下から2つ目の位が1つ増えます。

ボタンBを押すと3倍されるので
1210200
というように下に0が一つ増えます。

333は3進法であらわすと
110100
なので最初の3つまり3進法では10でスタートさせて最短で110100にすると
上から作っていけばいいので
10(B)→100(A)→110(B)→1100(B)→11000(A)→11010(B)→110100
6回となります。

(3)Aでは3を加えるので
(奇数)に3をたすと(偶数)
(偶数)に3をたすと(奇数)
のようにAは偶奇が入れ替わります。

Bでは3をかけるので
(奇数)の時に3をかけると(奇数)
(偶数)の時に3をかけると(偶数)
のようにBでは偶奇はそのままです。

最後に偶数が表示されるということはAは奇数回となります。

Aが1回の時,Bが6-1=5回でAが1つとBが5つを並べて6通り

Aが3回の時,Bが6-3=3回でAが3つとBが3つを並べて6×5×4/(3×2×1)=20通り

Aが5回の時,Bが6-5=1回でAが5つとBが1つを並べて6通り

よって合計6+20+6=12通りとなります。

(4)(2)でやったように
ボタンAを押すと3足されるので
121020
というように下から2つ目の位が1つ増え

ボタンBを押すと3倍されるので
1210200
というように下に0が一つ増えました。

3からスタートより一番下はそもそもずっと3なので
3進法であらわしたものを一番下の0を消して
1からスタートして

ボタンAを押すと一番下の位が1つ増える。
ボタンBを押すと一番下に0が1つ増える

で考えることにします。

逆に戻していくと

一番下の桁が0の時は
Aの逆をして1を減らす
Bの逆をして一番下の0を消す

一番下の桁が0以外の時は
Aの逆をして1を減らすしか出来ないので0になるまでAを連続して使う

ことになります。

36を3進法であらわすと
1100
なので一番下の0を取り除いて
110
で考えます。

seikougakuin_2020_kaisetu.jpg

よって図より7通りとわかりました。

この問題はn進法の問題として類題がある問題です。
普段から色々な問題を解いておくとアドバンテージになるのであらゆる問題を経験しておきましょう!(畠田)

四天王寺中学校 入試分析 算数 2020(R2)

今回は四天王寺中学校です

【入試資料分析】

医志コースと英数Ⅰ・Ⅱ合算
受験者数736 合格者数456 実質倍率1.61 合格最低点230/400

医志コースと英数Ⅱ合算
受験者数736 合格者数278 実質倍率2.65 合格最低点266/400

医志コース
受験者数547 合格者数93 実質倍率5.88 合格最低点299/400

各教科の平均点は
(科目,受験者平均,合格者平均,最高点,満点)
(国語,72,76,106,120)
(社会,55,58,76,80)
(算数,74,81,120,120)
(理科,54,56,77,80)
医志コースと英数ⅠⅡの合算なのであまり参考にならないかもしれません。

しかし算数は得点率は高めでミスが許されなかったであろうと言うことがわかります。

【問題分析】
大問1…シンプルな計算問題です。必ずあわせたい。

大問2…相似を使うよく練習した形と思うのであわせたい。

大問3…例題的な仕事算。さらっと正解したい。

大問4…群数列の問題です。いつもと同じことしか聞かれていないので練習していって、正解をしておきたい。

大問5…今回はこれを扱います。

大問6…①は池を回る例題みたいな旅人算です。②はグラフというヒントが与えられているためやりやすかったかもしれません。しかしPとQが重なったときも三角形ができないことを忘れないように気を付けてください。

大問7…①平行な面と切断面の交わる二つの直線は平行であるなど、断面で使う方法で断面がどうなっているかわかります。
②(上+下)×高さの比ですね。
③切り口の赤の台形がわかりにくいと思いますが、切り口の白の三角形の面積の3/4倍です。そして白の三角形は三角すいを展開すると正方形になるから、それで面積が求められるというパターンです。これは使わないか毎回疑ってみてください。

(問題)四天王寺中学 大問5
10円硬貨が6枚あり、机の上に表を上にして横一列に並べます。
1個のさいころを投げて、出た目と同じ枚数だけ左から順に硬貨を裏返す操作をします
この操作を3回くり返した後の硬貨の表裏について考えます。
例えば,さいころの目が,順に2,3,2のとき,硬貨の表裏は図のように変化し,「裏裏裏表表表」になります。
siten20m1.jpg
①さいころの目が,順に3,6,1のとき,表は何枚になりますか。

②6枚の硬貨が「裏裏裏裏裏表」になりました。このとき,考えられるさいころの目の出方は何通りありますか。

③6枚の硬貨のうち,裏は5枚になりました。このとき,考えられるさいころの目の出方は何通りありますか。

[解説]
①○を表、×を裏とします。
さいころの目が3,6,1と出ると次のように変化します。
×××○○○
○○○×××
×○○×××
よって表は2枚です。

②0回を含む偶数回ひっくり返すと表、奇数回ひっくり返ると裏になります。
まず左から1~5番目までは裏なので
それぞれひっくり返った回数は1回か3回となります。
左から6番目は表なので0回か2回になります。

またひっくり返る回数は
(左の硬貨)≧(右の硬貨)
でなければいけません。

そして3は必ずどこかに必要です。

(ひっくり返った回数)→(3回のさいころの目の組み合わせ)→(目を並べると何通りあるか)
を書くと
333330→(5,5,5)→1通り
333332→(6,6,5)→3通り
333310→(5,4,4)→3通り
333100→(5,3,3)→3通り
331000→(5,2,2)→3通り
310000→(5,1,1)→3通り
よって3×5+1=16通り

とわかりました。


×××××○は②より16通り
××××○×はそれぞれひっくり返った回数は333321だけで、さいころの目の組み合わせは(4,5,6)これを並べて3×2=6通り
×××○××も同様に333211より(3,4,5)で6通り
××○×××も同様に6通り
×○××××も同様に6通り
○×××××は一番左は必ず3回ひっくり返るのでありません。

よって16+6×4=40通り

とわかりました。

書き上げていって規則性を掴んでいくのがポイントです。練習して合格に近づきましょう!(畠田)

慶應義塾中等部 理科 問題 解説&入試分析★2020年(R2年)

今回は慶應義塾中等部の理科を扱います。

【問題分析】
大問1…会話文を埋めるような問題です。化学、植物、生物、電流と幅広い分野にまたがって問われてる総合問題です。少し突っ込んだ知識を聞かれていますが、ナツミカンがすっぱいから酸性なのでアルカリ性の物質である重そうを選ぶ、発生する泡は食べて安全そうなのは二酸化炭素など問題文から読み取ることである程度わかります。読解力の練習をしておきましょう。

大問2…簡単な回路の問題です。(A)はスイッチを切り替えて明るさがかわっても、どちらも電灯はつくなど問題文を正しく理解することが大切です。

大問3…(1)(2)(3)(4)を扱いと思います。(5)問題文に天の川は銀河系の星々と書いているので銀河系をむいてる矢印を選びます、正解したい。(6)木星と土星、どっちが地球に近いは水金地火木土天海で覚えてるかもしれませんが木星は土星より大きいことは余り覚えていなかもしれません。

大問4…(1)面倒ですが本当に単にグラフから読み取るだけなので答えはあわせたい。(2)単に70×0.7=49gと計算して選ぶだけなので正解したい。(3)水が沸とうして気体になると言うだけなので正解したい。

(問題)慶應義塾中等部 大問3(1)(2)(3)(4)
東京でみる星空について次の問いに答えなさい。
(1)図Aは2月・8月の夜8時頃に南の方角から観測者の真上の空にかけて見える星を、星座とみなしたときの線を加えて描いたものです。8月の夜空にみえるのは1・2のどちらですか。
(2)図Aのうち、より高度が高いところに見えるのは1・2のどちらですか。
(3)図Aんび1で、天の川が通っているのはどの方向ですか。次の中から選びなさい。
(4)図Aの中にはそれぞれの季節の大三角を構成する星があります。ア・イ・ウの星の名前をカタカナで書きなさい。

keiouchu20r1.jpg

[解説]
(1)8月は南の方角に夏の大三角が見えるので1とわかります。

(2)はくちょう座とこと座は天頂付近に見えることがよく解説されているので1とわかります。ちょっとした説明文を余裕があれば読んでおきたいところです。

(3)彦星はわし座のアルタイル、織姫はこと座のベガなので、天の川はこの二つの星が分断されるようになっているはずです。
しかもはくちょう座のデネブが目立つと、三角関係になってしまって
七夕の話が遠くて会えない素敵な人より、近くの会えるちょっと素敵な人と結婚するとか生々しくなってしまうはずなのでデネブが川の中にあるものと思われます。
そう考えてもa-dとわかります。

(4)わし座のアはアルタイル、彦星です。
ハクセイにされたわしの胴にあるタイルのイメージです。
夏の大三角の星は全て白なのも覚えていてください。

こいぬ座のイはプロキオンです、
まだ子犬やのに、プロがガチで訓練してキャンキャン鳴いてるイメージです。

おおいぬ座のウはシリウスです。
白色なのでも覚えておいてください。
お座りしすぎて、尻の毛が薄くなって白くなっているイメージです。

少し突っ込んだ知識を聞かれることがありますが、問題文から読み取ったり何とか考えて正解に結びつけることも大切です。日々の積み重ねで合格に近づきます!(畠田)

慶應義塾中等部 算数 問題 解説&入試分析★2020年(R2年)

今回は慶應義塾中等部を扱います。

今年度は難しい問題も混ざっていたので、時間配分や、どのあたりで切り上げて次の問題にいくか立ち回りが難しそうだと思いました。

【問題分析】
大問1…(1)(2)は王道な計算問題、こういうのはあわせないといけない。(3)循環小数ですが、周期は6桁という少し長めなのが慶應中等部らしいです。(4)よくある場合の数です、瞬殺したい。

大問2…(1)基本的な通過算、瞬殺したい。(2)約数全部足す公式は使う学校そこそこあるので、覚えていてもよいと思います。(3)基本的な旅人算、瞬殺したい。(4)比の問題です、読み間違えないよう瞬殺したい。

大問3…(1)ベンツ切り(チェバの定理)の典型問題なので瞬殺できるように仕上げていきましょう。(2)基本的な平面図形の問題が流れている中、やったことないと時間内に解くのは厳しい問題が突然出ています。ツルを折るときのように折る問題です。知らなかったら飛ばす高い決断能力を求められています。(3)典型的な図形問題ですね。(4)難しそうに見えて意外と簡単です。3.14は最後にかけるようにすることを求められているだけです。
大問4…水の体積の問題。底面積は(高さ)÷(時間)の逆比になるやら典型的な解法だけですが、確実に早く合わせないといけないのでよく練習しておきましょう。

大問5…群数列の問題ですが、これはどうなのかって言うぐらい丸まま高校数学の問題です。(1)まず何群目に入るか、その次にその中で何番目か。(2)300は何群目の何番目か、群ごとに和をだして、それを足しあげる。解法をしっかり身につけておきましょう。

大問6…計算も処理も簡単ですが、特に(2)は問題文を読み取り、どう処理をしていいかの判断が難しめです。(1)は見えていないところを全部白にするか黒にするかぐらいではあります。(2)はつるかめ算で白と黒の個数をだして、表面に黒をおくときは場所に何面出てくるか違うことを読み取らないといけません。

大問7…今回はこの問題を扱います。

(問題)慶應義塾中等部 大問7
1個180円のシュークリームと、1個220円のプリンがあります。シュークリーム5個のセットだと800円で買え、プリン6個のセットだと1200円で買えます。さらに、シュークリームとプリン2個ずつのセットだと650円で買うことができます。例えば、シュークリームを5個買う場合、シュークリーム5個のセットで800円で買うこともできますし、1個180円のシュークリームを5個で900円で買うことも出来ます。次の[   ]に適当な数を入れなさい。
(1)5000円以内でプリンを少なくとも5個買うとき、シュークリームは最大[   ]個買えます。

(2)シュークリームとプリン合わせて50個買って、代金がちょうど10000円になるような買い方を考えます。この条件の下で、プリンをできるだけ多く買いたい太郎君は、プリンを[ア]個買いました。また、同じ条件の下で、シュークリームをできるだけ多く買いたい二郎君は、シュークリームを[イ]個買いました。

[解答]
(1)この大問の難しさは、どういう考え方の枠組みを作ったら良いかです。

それではまず条件を整理して、それぞれの買い方が1個当たり何円になっているかを見ていくと

まず単体では
シュークリーム単体1個180円
プリン単体1個220円
シュークリーム5個セットは1個当たり800÷5=160円
プリン6個セットは1個当たり1200÷6=200円
シュークリームとプリン2個ずつのセットは1個あたり650÷4=162.5円、ただしプリンまたはシュークリームを1個欲しかったと考えると650÷2=325円

どう組み合わせればよいか、これ以上は考えてもややこしくて頭痛くなりそうですが、
プリンを出来るだけ少なく5個以上買わないといけないことは確かです。
なのでプリンを出来るだけ少なく5個以上買う方法で場合分けしてみます。

○プリン単体で5個買う
○プリン6個セットを買う
○シュークリームとプリン2個ずつのセットを3セット買う

○シュークリームとプリン2個ずつのセットを2セットとプリン単体1個買う
○シュークリームとプリン2個ずつのセットを1セットとプリン単体3個買う
の5つの場合に分けることができます。

○プリン単体で5個買ったとき
残りの金額は5000-220×5=3900円
買えるシュークリームの個数はまずは1個当たりの安いシュークリーム5個セットを出来るだけ買って
3900÷800=4余り700
残り700円は単体で買えばよくて700÷180=3余り160円
よってシュークリームは5×4+3=23個買えます。

○プリン6個セットを買ったとき
残りの金額は5000-1200=3800円
同様にして
3800÷800=4余り600
600÷180=3余り40円
よってシュークリームは23個。

○シュークリームとプリン2個ずつのセットを3セット買ったとき
残りの金額は5000-650×3=3050円
同様にして
3050÷800=3余り650
650÷180=3余り110
よってシュークリームは2×3+5×3+3=24個

○シュークリームとプリン2個ずつのセットを2セットとプリン単体1個買う
残りの金額は5000-650×2=3700円
プリン単体1個を買って残りの金額は3700-220=3480円
同様にして
3480÷800=4余り280
280÷180=1余り100
より買えたシュークリームの個数は
4+5×4+1=25個

○シュークリームとプリン2個ずつのセットを1セットとプリン単体3個買う
残りの金額は5000-650=4350円
プリン単体3個を買って残りの金額は4350-220×3=3690円
同様にして
3690÷800=4余り490
490÷180=2余り130
より買えたシュークリームの個数は
2+5×4+2=24個

以上よりシュークリームは最大25個とわかりました。

(2)
[ア]
どう考えていくか難しいところですが
合計10000円だけでなく合計50個という条件もついています。
ちょうど10000円になるようにプリンを出来るだけ買うことを考えてもなかなか難しいです。
そこで関西の塾でよくやる、つるかめ算
プリン50個買ってみて1個ずつ減らして値段がどう変わっていくか規則性を考えてみます。

○プリン50個買うと
プリンはシュークリームとプリン2個ずつのセットは使えないので単体220円,6個セットで1個当たり200円なので基本的に200円以上になります。
できるだけ安く買うと50÷6=8あまり2より
(プリン6個セット)×8+(プリン単体)×2=10040円

○プリン49個買うと
出来るだけ安く買うには
(プリン6個セット)×8+(プリン単体)×1+(シュークリーム単体)×1=10000円
とちょうど10000円になりました。

よってプリンを出来るだけ多く買うと49個とわかりました。

[イ]同じようにしてシュークリーム50個買ってみて1個ずつ減らして値段がどう変わっていくか規則性を考えてみます、

○シュークリームを50個出来るだけ高く買ってもシュークリーム単体で50個買って
180×50=9000円より1000円届かなくなります。
○シュークリーム49個買うと出来るだけ高くしても180×49+220×1=9040円
○シュークリーム48個買うと出来るだけ高くしても180×48+220×2=9080円
○シュークリーム47個買うと出来るだけ高くしても180×47+220×3=9120円

40円ずつ高くなるので10000円になるには1000÷40=25
よりシュークリーム50-25=25個の時に10000円になります。

これが26個以上であれば10000円に届かないので出来るだけ多くシュークリームを買うと25個とわかりました。

この問題はどう考えていけばいいか難しいですが、1個当たりの値段や、つるかめ算でやるような表を書いて規則性を考えたりなど使うことは典型の手法になります。まずはしっかり典型を解けるようにしておきましょう。(畠田)

六甲中学校 入試分析 算数 (A日程) 2020(R2)

今回は六甲学院中学A日程を扱います。

【問題分析】
大問1…王道な計算問題です。確実にあわせましょう。

大問2…完全順列のちょっとした応用問題です。Aだけ同じ場合をやれば5倍すれば良いので完全順列をやったことなくても出来てほしいところです。

大問3…かなりの典型問題の展開図の問題です。解き方を覚えて解けるようにしてください。

大問4…かなりの典型問題の約数の問題です。これも解き方を覚えて解けるようにしておくのが基本です。

大問5…かなりの典型問題の比の問題です。人口密度の比は(人口の比)÷(面積)の比になります。

大問6…消去算になり苦手な人も多いですが,出来るようにしておけば点数とりやすいのでしっかり勉強しておいてほしいです。

大問7…算数的な構造としては不定方程式のような問題です。(1)(2)については計算というよりは、論証を求められています。今回はこの(3)を扱います。

大問8…よくある3つ点が円を回る問題です。同じような問題はやったことあると思うので、しっかり解けるようにしておきたいです。

大問9…見たことないような問題になります。しかし挑戦のなす角度は直線を平行移動しても変わらないので台車が一直線上にあるとすると、光線がなす角度は
(前の台車の回転した角度)-(後ろの台車の回転した角度)
になるのでそんなに難しいわけではないです。

(問題)六甲学院中学 A日程 大問7(3)
2つの砂時計A,Bがあり,砂時計Aは5分,Bは7分を計ることができます。これらの砂時計を使って時間を計ろうと思います。砂時計は初め砂が落ちきった状態にあり,砂時計をひっくり返したときから時間を計るものとします。ただし,砂が落ちている途中に砂時計をひっくり返すことはできますが,横にして砂を止めることはできません。また,ひっくり返すときにかかる時間は考えないものとします。
(3)6分,8分,11分,13分,16分の中で計ることのできない時間はどれですか。答えのみをすべて書きなさい。

[解説]
省略した(2)から
5+(7-5)+(7-5)=9
というように5分の砂時計Aを使えばその後は2ずつ増やすことができます。

計れる一番小さい奇数の時間は5分なので
5,7,9,11,…
というように5以上の奇数はすべて計ることができます。

一番小さい偶数は5分の砂時計Aを2回使った10分となります。
よって
10,12,14,16,…
というように10以上の偶数はすべて計ることができます。

したがって6分,8分,11分,13分,16分のうち計ることができないのは
6分と8分
ということがわかりました。

初見の問題に見えても根幹にあるものは典型的な解法の考え方である場合があります。普段から典型問題の練習と使えないか練習をしておきましょう(畠田)

浦和明の星女子中学校 理科 問題解説&入試分析★2020年(R2年)

今回は浦和明の星中学第1回の理科を扱います。

【問題分析】
大問1…物理の問題です。・斜面は加速して速度が速くなる・水平面では速さが一定がポイントです。水平面より斜面が先にある方が、加速されてから水平面を通るので早くなります。ただし,斜面では加速されると言っても長ければ長いほど時間はかかります。
問題文に与えられたデータで考えたら解ける問題ですが、ある程度知っていないと厳しいと思います。

大問2…典型的な水溶液に溶ける金属の計算問題です。しっかり勉強していれば問題ありませんが、苦手としている人も多いかもしれません。しかし勉強した努力は裏切らない問題なのでぜひ勉強しておいてください。

大問3…光合成の問題です。よく聞かれる問題とは言え、しっかりとした考察を聞かれており、そんなに簡単でもありません。しかし正解したい。ただし問4(b)(c)については複雑なグラフや長い文章をだらだら書いていますが、北半球と南半球は季節が逆と言うことなだけで問題文を読まなくて答えがすぐに埋まります。長くて複雑に見えても諦めずに最後まできっちり問題を見ておきたいです。

大問4…日食の問題ですが、これも難易度が高めの考察です。問2は普通は月の公転を考えるので戸惑ったかもしれません。問4では月の公転面と地球の公転面が平行でないので新月の時に一直線になるとは限らないから日食は毎回起こるわけではありませんでした。しかし公転面が平行になったとすると毎回新月で日食が起こると考えられます。だから毎月起こると考えられます。しかし月の満ち欠けは29.5日というように地球と月と太陽が一直線になる時間は約0.5日ずれていくので見ることが日食や部分日食を見ることができる地域はかわっていきます。
今回は問5を扱います。


(問題)R2 浦和明の星中学 大問4の問5
太陽のようにみずから光る星にも明るさが変化するものがあり、このような星を変光星といいます。変光星にはいくつか種類があり、地球から見たとき日食と同じしくみによって明るさが変化する星を、食変光星といいます。
いま、星Aのまわりを、星Aよりも暗く大きな星Bが矢印の方向へまわっている食変光星について考えます(図7)。観測者から見て、星Aと星Bが図7のように並んでおり、そこから星Bが星Aの周りを一周まわるまでの時間と経過と、食変光星の明るさの変化を表しているものはどれですか。もっとも適当なものを選び、ア~カで答えなさい。ただし、星Aと星Bのそれぞれの大きさや、おたがいのよりは正確ではありません。

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[解説]
観測者と星Aの間に星Bが入ると暗くなるだけやろと思いますが、そんな選択肢はありません。

実はこれは星Bが暗く描かれているので光ってないように思ってしまいますが、星Aに比べて相対的に暗いだけであって恒星でしっかり光っています。
だから両方見えてる時の方が明るくて、重なると暗くなります。

まず星Bが星Aの後ろに回って星Bが隠れますが、その後星Bが手前まで回ってきて星Aが隠れます。

しかし星Bが隠れるときよりも星Aが隠れた時の方が暗くなるのでとわかります。

見たことない問題なのでかなり難しいとは思います。しかし、よく勉強しておかないとどの問題はとることが出来て、どの問題は落としていいのかわからなくなります。しっかり勉強してば判断できるようになり合格に近づきます!(畠田)

浦和明の星女子中学校 算数 問題解説&入試分析★2020年(R2年)

今回は浦和明の星中学第1回を扱います。

【入試資料分析】
受験者数2053人
合格者数1061人
実質倍率1.9

平均点は
受験者全体 合格者全体の順に
国語74.7 79
算数56.6 68
理科30.9 35
社会37.6 40.2
合計199.7 222.3

算数はここ数年では少し低めでした。
受験者全体と合格者全体の平均点の差をみると、算数はかなり差がつきやすい科目となっています。

【問題分析】
大問1…(1)計算問題です、必ずあわせましょう。(2)仕事算の基本的な問題です。(3)2つの斜線部の面積が等しいということは,直角三角形とおうぎ形の面積も等しいという、よくあるパターンなのでしっかり正解したい。(4)丁寧に数えて規則性を見つける問題です、正解したい。(5)年齢算、少し応用的ですが正解したい。(6)状況を把握するのが少し難しかったかもしれません。上からと下からと横からを全部あわせて、左右上下を考えましょう。(7)表の読解力が必要ですが、正解したい。(8)少し複雑な食塩水の濃度の問題ですが、あわせておきたいところです。

大問2…(1)旅人算。時間を計算するとそんなに複雑でもないので正解したいところです。(2)そんなに複雑というわけでもないですが、ミスをしないようにきっちり見直しを。

大問3…比の問題です。箱アと箱イはみかんの合計数同じなので比の和が同じようになるようにします。よく練習しておいて確実にあわせたい。

大問4…(1)(2)くらいまでは正解できたらよいと思います。よく見るような問題かもしれませんが、ミスなく数えるのは難しいかもしれません。

大問5…今回はこれを扱います。

(問題)R2 浦和明の星中学 大問5
下の図のように、青い電球と赤い電球をそれぞれ19個ずつ並べ,左から順に0番から18番まで番号をつけました。
青い電球は7秒間隔で,赤い電球は13秒間隔で,次のように一つずつ一瞬だけ発光します。どちらの色の電球も,0,1,2,…,16,17,18,17,16,…2,1,0,1,2,…というように,0番から18番までは番号の小さい順に,18番から0番までは番号の大きい順に発光していくことを繰り返します。
はじめに,0番の青と赤の電球が同時に発光し,その後次々と発光していきました。次の問いに答えなさい。
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(1)青と赤の電球が,0番で同時に発光した後,次に同時に発光するのは何番の電球ですか。青と赤の電球の番号をそれぞれ答えなさい。

(2)青と赤の電球が,0番で同時に発光した後,次に同じ番号のところで同時に発光する電球の番号を答えなさい。

(3)同じ番号のところで同時に発光する青と赤の電球が,0番と(2)の答え以外にもあります。その電球の番号を,0番と(2)の答えを除いてすべて答えなさい。

[解説]
(1)7と13は互いの素です。
なので7×13=91秒後に同時に光ることになります。
ということは
青い電球は91÷7=13番目
赤い電球は91÷13=7番目
とわかります。

(2)まず(1)がヒントになってることを疑うのが一番最初にやることがです。
91秒の倍数であるはずで青い電球は13個ずつ進み,赤い電球は7個ずつ進みます。

しかも0と18は1回ついて折り返しで往復しているとなると速さの問題に似ています。

速さの問題では出会いと追いつきを考えました。

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出会いでは二つの電球が進んだ個数の和が18×2=36個の整数倍
追い抜きでは二つの電球が進んだ個数の差が18×2=36個の整数倍

となります。

○出会いの時
(13+7)×A=36×B
これを整理して
5×A=9×B
より一番小さいAは9とわかります。

この時,赤い電球は7×9=63進むので

63=36×2+18+9
より番号9とわかります。

○追いつきの時
(13-7)×A=36×B
これを整理して
A=6×B
より一番小さいAは6とわかります。

この時,赤い電球は7×6=42進むので

42=36+6

より番号6です。

ということは番号9より番号6の方が小さいので番号6とわかります。

(3)(2)より
○出会いの時
出会いの電球の番号は9ずつ増えるので
0,9,18,9,0,…

○追いつきの時
追いつきの電球の番号は6ずつ増えるので
0,6,12,18,12,6,0,…

以上より番号は9,12,18とわかりました。

前の問がヒントになってないか?考える,色々と試してみて問題を掴んでみる,似たような問題の解法が使えないか?考える。これらのアプローチを練習していけば合格に近づきます!(畠田)

神戸海星女子学院中学校(A日程) 2020(R2)入試分析 算数 

今回は神戸海星女子学院中学 A日程を扱います

【入試資料分析】
受験者数144人
合格者平均240.0
合格最低点204/360
合格者数97人
実質倍率1.48

ここ数年は平均点が高いので基礎的な間違えてはいけない問題を落とさないようにするタイプの試験になっています。

【問題分析】
大問1…一通りの分野の本当に基本的な例題という問題を集めた小問集合です。ここは落とせません。

大問2…消去算の問題です。やり方は単純なので計算ミスのないようにしたいです。

大問3…(1)(2)かなり典型的な図形の日の問題です。(3)三角形の底辺と高さの比で面積の比が求まりますが(1)(2)が誘導になっているので確実にとりたいです。

大問4…今回はこれを扱います。

大問5…流水算の問題です。一通りの基本的な例題をマスターしておけば解けるので点数をとりたい。

大問6…立方体のブロックがたくさんある問題です。よく練習させられているのでこれもとりたいところです。

(問題)R2 神戸海星女子学院中学 大問4
赤,青,黄の3つのさいころを同時に投げます。次の問いに答えなさい。

(1)赤の目より青の目が大きく,青の目より黄の目が大きくて,3つの目の和が12になるような,赤,青,黄の目の組をすべて書きなさい。例えば,赤の目が1,青の目が2,黄の目が3のときは,(1,2,3)と書きなさい。

(2)3つのさいころの目の積が30となるような目の組はいくつありますか。

(3)赤と青のさいころの目の積が黄のさいころの目よりも小さくなるような目の組はいくつありますか。

[解説]
(1)小<中<大となる1~6からの数字3つを選べば赤、青、黄の目と対応します。
(1,5,6)
(2,4,6)
(3,4,5)

の3つとなります。

(2)
30=2×3×5です。
5の目は必ず1つ出ます。
後は6が出る場合と出ない場合です。

3つの数字の組み合わせを考えてから,赤,青,黄と並べる方法を考えます。

6が出る場合は3つの数字の組は
(6,5,1)
この並べ方は3×2×1=6通り

6が出ない場合は3つの数字の組は
(2,3,5)
この並べ方も3×2×1=6通り

よって6+6=12通りとわかりました。

(3)
赤と青のさいころの目が異なる場合と同じ場合で分けてみます。

赤と青のさいころの目が異なる場合
目の積が5になるとき数字の組合わせは(1,5)で黄色の目は6の1つ
目の積が4になるとき数字の組合わせは(1,4)で黄色の目は6,5の2つ
目の積が3になるとき数字の組合わせは(1,3)で黄色の目は6,5,4の3つ
目の積が2になるとき数字の組合わせは(1,2)で黄色の目は6,5,4,3の4つ
そして赤と青を並べると2通りずつになります。
よって
(1+2+3+4)×2=20通り

赤と青のさいころの目が同じ場合
赤と青のさいころの目が1の時、積は1で黄色は2,3,4,5,6の5通り
赤と青のさいころの目が2の時、積は4で黄色は5,6の2通り
よって5+2=7通り

したがって
20+7=27通り
とわかりました。

この問題は整理や処理の仕方がポイントになります。数え上げていく確かな基礎的な練習が合格に近づきます!(畠田)

フェリス女学院中学校 理科 問題 解説&入試分析★2020年(R2年)

今回はフェリス女学院中学の理科を扱います

【問題分析】
大問1…蒸散や光合成に関する問題です。細かい知識が問われているわけではないので、大筋をしっかり理解しておうことが重要です。

大問2…湿度の問題です。問題文を読めばある程度わかるように出来ています。これも細かい知識というよりは、基礎的なことを理解をして問題文から読み取る練習が重要です。

大問3…ばねの問題です。簡単ではありますが、間違いやすい問題を誘導つきで理解しながら解けるようにしている丁寧な良い問題です。今回はこの小問2と4を扱います。

大問4…ドライアイスに関する基礎的な事項が一通り問われています。確認しておきましょう。

(問題)R2 フェリス女学院中学校 大問3
1つの物体を、両側から反対向きに同じ大きさの力で引っ張ると、制止して動きません。この原理を用いて、ばねの性質について考えてみましょう。ただし、ばねの重さは考えないものとします。

図1のように、5cmのばねAの上端を棒に固定し、下端に50gのおもりをつるしたところ、ばねはのびて、全体の長さが7cmになりました。
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小問2
図2のように、ばねAを横いして両端にひもをつけ、それぞれのひもを滑車にかけて50gのおもりをつるしました。ばね全体の長さは何cmになりますか。
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ばねAのかわりに、性質の異なるばねBを用いて、図1と同じ実験をしました。8cmのばねBの上端を棒に固定し、下端に50gのおもりをつるしたところ、ばねはのびて、全体の長さが12cmになりました。

小問4
図3のように、ばねAの下端にばねBをつるし、ばねBの下端に50gのおもりをつるしました。全体の長さは何cmになりますか。

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[解説]
小問2
図1のようにばねは両側から50gずつひっぱられると全体の長さが5cmから7cmになりました。
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図2においても両側から50gずつ引っ張っられているので7cmになります。

小問4
ばねBは両側から50gずつ引っ張られると全体の長さが8cmから12cmになります。
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図3においてもばねAは両側から50gずつ引っ張られているのでばねAの長さは7cm、ばねBは両側から50gずつ引っ張られているのでばねBの長さは12cm

よって全体は7+12=19cmとなります。

細かい知識よりも基本的なことを、何故そうなるのか理解しておくように勉強しておくこと合格に近づきます!(畠田)

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